<Mより発信>
 2016年度の「日本生協連資料室 土曜講座」については、既にこちらでもご紹介させていただいています。(4テーマで10/8、10/22、11/26、12/3に開催。生協総合研究所のwebサイトの「研究会情報」コーナーでも紹介されています)
いよいよ最終回の第4回が12月3日に開催されます。ご参加をお奨めいたします。

【資料室土曜講座2016年度第4回】
12/3「戦前の消費組合(生協)の組合員活動について」(講師:尾崎(井内)智子さん)


1.第4回の12/3(土)の講義内容予定
テーマ:「戦前の消費組合(生協)の組合員活動について」
講師:尾崎(井内)智子/四日市大学講師、
    同志社大学人文研究所 社外・嘱託研究員、
    元生協総研嘱託研究員

※参考文献:『くらしと協同』2015夏号掲載の 「戦時下の生活と女性運動~日本消費組合婦人協会の活動から」

 日本では女性の社会的地位は低く、協同組合の担い手も男性だった。大正後期から昭和初期にかけて現在につながる市民型の生協が設立され、1924年(大正13)年の神戸消費組合で家庭会が設立されたのを皮切りに、生協の利用者である女性を組織する家庭会・婦人会の組織作りと活動は、灘購買組合をはじめ全国に広がっていった。

 1932年(昭和7)年には東京日本橋の魚市場を築地に移転し中央卸売市場として整備する際に商工省が卸売り会社を1社に統合しようとすることへの反対運動に東京の3つの家庭会・婦人部が市川房枝らの婦選獲得同盟とともに参加した。課題によっては従来からロッチデール派、モスクワ派で対立していたグループを超えて提携できることがわかった。
 この経験を踏まえて、満州事変が起こって5年目の1936年(昭和11年)に、全国的な提携を目指して設立されたのが「日本消費組合婦人協会」である。協同組合運動の発展と消費組合によって「世界平和と人類の理想社会を実現」することを目的にしていた。

 そこで現在につながるような組合員による活動が推進されたのだが、協会設立の翌年に始まった日中戦争の泥沼化に伴い、婦人組合員の活動も変化していった。そして「東亜の平和」「国力を伸張」を目指すように協会は変わっていった。
 これらを実際の史資料で確認しながら検証をしている研究に学びたい。

2.開催要領、参加申込み方法
●開講場所:四ツ谷のプラザエフ5階会議室
●開催日程:4回開催。
 開講時間は、16時~18時
 (講義60分、質疑応答60分)
●参加費:無料
(詳細は、生協総合研究所のwebサイトの「研究会情報」コーナーに掲載されたので、そちらを参照ください。
該当記事はこちら

●参加申込方法:受講を希望する講座を選んで上記の記事にリンクされた受講申込書に必要事項を記入の上で下記のアドレスに送信してください。
 開講日の前日まで受け付けますが、なるべく早めにお申込みくださいますようお願いいたします。
 E-MAIL:shiryou-toiawaseアットjccu.coop 

■第1回「柳田国男の消費組合(生協)論に学ぶ」(講師:堀越芳昭さん)の参加報告はこちら
■第2回「奥むめおに学ぶ~戦前・戦後の生協の女性リーダーとして~」(講師:広岡守穂さん)の参加報告はこちら
■第3回「吉野作造と協同組合~賀川豊彦との協同~」(講師:大川真さん)の参加報告はこちら

【2016/11/28 17:22】 | 情報
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 2016年度の「日本生協連資料室 土曜講座」については、既にこちらでもご紹介させていただいています。(4テーマで10/8、10/22、11/26、12/3に開催)
 第3回が11/26に開催されますので、ご参加をお奨めいたします。

【資料室土曜講座2016年度第3回】
11/26「吉野作造と協同組合~賀川豊彦との協同~」(講師:大川真さん)


1.第3回の11/26(土)の講義内容予定
テーマ:「吉野作造と協同組合~賀川豊彦との協同~」
講師:大川真/吉野作造記念館館長、
   国際日本文化研究センター共同研究員、
   尚絅学院大学非常勤講師、
   山形県立米沢女子短期大学非常勤講師

※参考文献:●宮城県協同組合こんわ会『宮城の協同組合人―23人の足跡-』「特集 吉野作造と協同組合~賀川豊彦との協同~」、●賀川豊彦記念松沢資料館『雲の柱』30号掲載の講演録(「賀川豊彦と吉野作造合同展」2015.4.29オープニング講演会)

 「民本主義」を主張して大正デモクラシーの代表的な論客となった吉野作造は、東大YMCAの藤田逸男たちが中心になって設立し戦前最大の生協になった家庭購買組合の理事長にもなった。賀川豊彦は、神戸消費組合、灘購買組合の設立を指導し、関東大震災からの復興の中で江東消費組合の設立を指導した。
 キリスト教の信仰を踏まえ、民衆の協同の力を引き出しながら消費組合も含めた社会活動に取り組んだ吉野作造、賀川豊彦という2人の先駆者の共通点、それぞれの特徴について学ぶ。関東大震災支援で神戸から活動拠点を移した賀川が吉野の口利きも得て、東京の復興支援をすすめた2人の協同の事実にも学ぶ。

2.開催要領、参加申込み方法
●開講場所:四ツ谷のプラザエフ5階会議室
●開催日程:4回開催。
 開講時間は、16時~18時
 (講義60分、質疑応答60分)
●参加費:無料
(詳細は、生協総合研究所のwebサイトの「研究会情報」コーナーに掲載されたので、そちらを参照ください。
該当記事はこちら

●参加申込方法:受講を希望する講座を選んで上記の記事にリンクされた受講申込書に必要事項を記入の上で下記のアドレスに送信してください。
 開講日の前日まで受け付けますが、なるべく早めにお申込みくださいますようお願いいたします。
 E-MAIL:shiryou-toiawaseアットjccu.coop 

■以下、最終の第4回の開催回・日程・講義内容予定 
統一テーマ:
「生協運動の現在につながるテーマについての先駆者に学ぶ」


【第4回:12/3 (土)】テーマ:「戦前の消費組合(生協)の組合員活動について」
講師:尾崎(井内)智子/四日市大学講師、
   同志社大学人文研究所 社外・嘱託研究員、
   元生協総研嘱託研究員

■第1回「柳田国男の消費組合(生協)論に学ぶ」(講師:堀越芳昭さん)の参加報告はこちら
■第2回「奥むめおに学ぶ~戦前・戦後の生協の女性リーダーとして~」(講師:広岡守穂さん)の参加報告はこちら

【2016/11/14 12:35】 | 情報
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20161119平塚らいてうシンポチラシ10%縮小.jpg

<Mより発信>
11/19の2つの企画をご紹介します。安保法制廃止をめざす毎月の19日行動の日でもあります。皆様、悩んで選んでご参加くださいませ。

【情報1】「平塚らいてう生誕130年記念シンポジウム」

企画概要:チラシより引用。
 らいてう生誕130年、らいてうの家オープン10年の現在、「戦争法」を廃止させ、平和憲法を守り、戦争や暴力で傷つけられた女性の尊厳を回復することができるのか-それが問われています。らいてうのめざした「女性がつくる平和社会」を実現するために、わたしたち一人ひとりは何をすべきでしょうか。
 アメリカと日本の2つの国をみつめてきた日本文化研究者のノーマ・フィールドさんをシカゴからお迎えし、憲法学者と女性史研究者とともに語り合うつどいを企画しました。
 ごいっしょに、それぞれの言葉で“わたしたちの現在(いま)”を考えましょう。

日時:2016年11月19日(土) 13:30開会
場所:主婦会館プラザエフ(東京・JR四ツ谷駅前)
主催:NPO法人 平塚らいてうの会→HPはこちら
参加費:一般 2000円、学生 1000円
参加申込みとお問い合わせ先→eメール:raichouアットnifty.com
パネリスト:
ノーマ・フィールド=シカゴ大学名誉教授
青井未帆=学習院大学教授
米田佐代子(兼コーディネーター)=平塚らいてうの会会長    
※なお、「平塚らいてうの会」は日本女子大学による第12回(2016年)「平塚らいてう賞〈特別〉」を受賞されたとのことです。

【情報2】「第37回賀川豊彦記念講演会」(講師:元内閣法制局長官 阪田雅裕氏)

『「法の番人」内閣法制局の矜持』(大月書店)を書かれた元内閣法制局長官の阪田雅裕さんによる講演会です。

日時:2016年11月19日(土)14:00~16:00
会場:明治学院大学白金校舎 2号館2101教室
講演テーマ:「民主主義の帝王学―日本の未来を考える―」  
講師:阪田雅裕氏(弁護士、元内閣法制局長官)
略歴:東京大学法学部卒業、大蔵省入省、
ロスアンゼルス総領事館領事、内閣法制局参事官、
大蔵省銀行局保険部保険第二課長、
国税庁長官官房総務課長、
大蔵省大臣官房審議官等を歴任の後、
2006年内閣法制局長官に就任。退官後に弁護士登録し、
現在アンダーソン・毛利・友常 法律事務所顧問。

主催:賀川豊彦記念講座委員会、賀川豊彦学会
後援:明治学院大学キリスト教研究所、
    賀川豊彦記念松沢資料館
詳細はこちらへ
参加申込みとお問い合わせ先→eメール:kouenkaiアットunchusha.com

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【2016/11/08 23:28】 | 情報
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<Mより発信>
 2016年度の「日本生協連資料室 土曜講座」については、こちらでもご紹介させていただきました。10/22の第2回に参加してきましたので、以下、概要をご報告します。

テーマ:「奥むめおに学ぶ
 ~戦前・戦後の生協の女性リーダーとして~」
講師:広岡守穂さん/中央大学法学部教授、
   (一財)主婦会館評議員


講義内容の概要
 広岡先生のレジュメのタイトルは「奥むめお・・・社会システムをつくった人」。参考文献の奥むめおの章のタイトルも「社会システムをつくる-働く女性のために」。政治学を学んできて、恩師だった篠原一(はじめ)は現代民主主義論の中でも意思決定の場への参加を最重視して参加民主主義が大事という立場をとったが、自分はそれだけでなく意思決定の場をつくること、そのための社会システムを下からつくる動きが大事だと考えるようになった。
Ⅰ.社会システムをつくるデモクラシー(視点その1):3つのデモクラシー●政治的デモクラシー:多数者の意思・少数者の権利=ここは従来取り組まれてきた。●社会的デモクラシー①社会システムをつくるデモクラシー:明治期に渋沢栄一が官業だけではダメで民間の力が大事と株式会社を作ったように、大正時代以降、賀川豊彦、奥むめおの功績は大きい。運動だけでなく多くの事業を立ち上げて社会的なシステムをつくることが大事だった。●社会的デモクラシー②声を出せない人のためのデモクラシー:声を出せる人だけで決めていくのでは不十分。子どもや障害者、LGBTなど少数者で声を出せない出しづらい人たちも視野に入れた活動をつくる必要がある。
Ⅱ.女性解放の思想と運動のなかでの位置づけ(視点その2):●羽仁もと子(1873~1957)、●与謝野晶子(1878~1942)、●平塚らいてう(1886~1971)、●山川菊栄(1890~1980)、●高群逸枝(1894~1964)、●奥むめお(1895~1997)、と奥むめおは年長の5人の論点をきれいに押さえて実践をしていった。・母性保護論争 ・ケイパビリティ ・人口妊娠中絶 ・性別役割分業の論点にもふれた。
Ⅲ.市民社会をつくる実践と思想(視点その3):●市民社会の政治的意味、●市民社会の経済的意味、●市民社会の社会文化的意味、●アナーキズム再評価の機運・・・このⅢは時間がないと勘違いをされて省略。「アナーキズム」は「無政府主義」と訳されるが、秩序を否定する思想ではなく、自由を重視する思想として近年再評価の気運が高まっているという(面白そう)。
Ⅳ.奥むめおの評価と位置づけについて:奥むめおは大変な「人たらし」でいろいろな人を支援者にした。もっと評価がされてよく、きちんとした評伝が出ていて然るべきだった。自分が主婦会館の評議員になって研究会を始めたがまだ3人の方からしかお話を聞けていない。今回の後半に期待したいと締めくくられた。

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 参加者は講師を含めて23名で、日生協・コープ共済連職員6名、医療福祉生協連1名、同OB1名、生協総研3名、会員生協1名、松沢資料館関係2名、研究者2名、主婦連・主婦会館5名、その他1名。 
 ディスカッションでは、まず資料室にある史資料から奥むめおの戦前・戦後の消費組合・生協での「婦人活動」(注)が主婦連の活動の原点だったことを明らかにした。丸浜江里子さん、清水鳩子さん等の発言からも奥むめおの多彩な活躍が浮かび上がってきた。奥むめおは、女性でも一人ひとりがしっかりと主体的に生きていけるように少数の女性リーダーが活躍することよりも、より女性の多数派を組織してみんなで勉強したり楽しんだりしながら活動の輪を広げていくことを追求し続けたのではないか。奥むめおの実践からの学びを深める必要がありそうだ。そのことが参加者に共有できたと思う。
 
注記:昔は世帯主(戦前は戸主)が消費組合・生協の組合員になっていて、実際に利用している主婦を組織して活動参加する場としては婦人部や家庭会が作られた。1960年代後半から主婦が組合員になって全国的に再建・設立された「市民生協(県民生協)」以前は「組合員活動」ではなく、「婦人活動」と呼ばれていた。1957年結成の「日生協婦人部全国協議会」が活動を広め、班を基礎組織として確立していく中で「日生協婦人活動全国協議会」と改称し、1977年には協議会を発展的に解散させ、日本生協連に「全国組織活動委員会」を設置して全国の生協の組織活動を協議、推進していくことになった(その後、「全国組合員活動委員会」と改称されている)。

2016/10/8「日本生協連資料室土曜講座」第1回「柳田国男の消費組合(生協)論に学ぶ」参加報告はこちら

【2016/10/27 12:56】 | 情報
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 2016年度の「日本生協連資料室 土曜講座」については、既にこちらでもご紹介させていただいています。(4テーマで10/8、10/22、11/26、12/3に開催)
 第2回が10/22に開催されますので、ご参加をお奨めいたします。

【資料室土曜講座2016年度第2回】
10/22「奥むめおに学ぶ
 ~戦前・戦後の生協の女性リーダーとして~
(講師:広岡守穂さん)


1.第2回の10/22(土)の講義内容予定
テーマ:「奥むめおに学ぶ
   ~戦前・戦後の生協の女性リーダーとして~」
講師:広岡守穂/中央大学法学部教授、
   (一財)主婦会館評議員


※参考文献:2015年6月刊『ジェンダーと自己実現』第3章第6節の奥むめおの章

 奥むめおは、主婦連合会(主婦連)を設立したことで知られるが、その主婦連においても昨年の「生誕120年シンポジウムにおいて久しぶりに光が当ったようである。戦前の婦人運動や消費組合での働きによる知名度が生きて戦後に婦人参政権を得てすぐの第1回参議院議員通常選挙=1947年(昭和22年)に国民協同党公認で全国区から出馬して上位当選。以降無所属(院内会派緑風会所属)になり、1965年(昭和40年)に勇退するまで3期18年務め、女性や消費者の立場に立ち、国会内で生協を応援する大きな役割を果たしたことを知っている人はどのくらいいるだろうか。1951年の日本生協連の設立総会で決定したICA加盟がGHQから許可を得られない中で、副会長の奥むめおがイギリス政府による婦人の指導者招待で山川菊栄らとともに欧州視察で出かけた際に、ロンドンにあったICA本部に行って加盟申請書を提出したということも機関誌『日協連』に掲載されている。日本生協連資料室から史資料を提供しながら、奥むめお研究を主体的にすすめるべき研究者の知見を聞き、ディスカッションをしたいと考えている。

2.開催要領、参加申込み方法
●開講場所:四ツ谷のプラザエフ5階会議室
●開催日程:4回開催。
 開講時間は、16時~18時
 (講義60分、質疑応答60分)
●参加費:無料
(詳細は、生協総合研究所のwebサイトの「研究会情報」コーナーに掲載されたので、そちらを参照ください。
該当記事はこちら

●参加申込方法:受講を希望する講座を選んで上記の記事にリンクされた受講申込書に必要事項を記入の上で下記のアドレスに送信してください。
 開講日の前日まで受け付けますが、なるべく早めにお申込みくださいますようお願いいたします。
 E-MAIL:shiryou-toiawaseアットjccu.coop 

■以下、第3回以降の開催回・日程・講義内容予定 
統一テーマ:
「生協運動の現在につながるテーマについての先駆者に学ぶ」


【第3回:11/26(土)】
テーマ:「吉野作造と協同組合~賀川豊彦との協同~」
講師:大川真/吉野作造記念館館長、
   国際日本文化研究センター共同研究員、
   尚絅学院大学非常勤講師、
   山形県立米沢女子短期大学非常勤講師

【第4回:12/3 (土)】テーマ:「戦前の消費組合(生協)の組合員活動について」
講師:尾崎(井内)智子/四日市大学講師、
   同志社大学人文研究所 社外・嘱託研究員、
   元生協総研嘱託研究員

■第1回「柳田国男の消費組合(生協)論に学ぶ」(講師:堀越芳昭さん)の参加報告はこちら

【2016/10/13 12:56】 | 情報
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