<Mより発信>
賀川豊彦の映像資料一覧のご紹介の記事にもあった標記のDVDは、日本生協連の資料室に寄贈していただいたものがあります。
それを自宅で2回見て、下記のメモを作成してありましたので、ご紹介させていただきます。

【DVD『A DAY WITH KAGAWA-賀川豊彦-』の概要】
冒頭字幕より
「このフィルムは、1938年にアメリカのメソジスト教会のフロイド・シャックロック氏により撮影されたものから編集しました。」
最後の字幕より
制作:キリスト教視聴覚センター。賀川純基氏の監修で約20分にまとめた映像。ピアノのBGMで解説のナレーションがつく。あちこちで活動している賀川豊彦が描かれている。

以下、内容
1.東京松沢村の森の家。朝の家庭礼拝の様子。書斎は窓以外の壁は全て書棚。手伝いの人に口述筆記してもらってたくさんの著作。国内国外に出版された著作物の印税は賀川の幅広い事業に使われた。
2.妻ハルさんの仕事。文書関係の仕事、若い女性の身の上相談に応じる姿。訪問活動にも出かけていく。
3.小川清澄氏=松沢教会の牧師、雲中社の専務と一緒に車で下町を訪ねる。
4.本所=工場が多い地域。江東消費組合1800人の店舗、自転車での配達。栄養食配給所。下町の家内工業に昼食を配達する活動(家庭にも職場にも配達)。一万食給食可能。区役所も似たような配給組織をつくっている。「共同給食」と呼ばれている。調理には家政女学校の女子学生達が実習と仕事を兼ねて手伝っている。賀川は勉強と仕事を一体のものと考えている。
5.本所キリスト教産業青年会では仕事の斡旋も。そのもとに家政学校もあって、小川氏のノブ夫人が校長。主に裁縫や料理などを教えている。
6.中ノ郷質庫信用組合2500人では5銭の日掛け貯金の集金業務。質屋業務も。中ノ郷信用組合は現存。公式サイトはこちら。「組合概要」の「沿革」の項を見ると賀川豊彦が設立した経緯がわかる。
7.武蔵野農民福音学校では農繁期に農業青年達の勉強会。三愛主義の精神を教える(地・人・神)
8.中野の組合病院は医師15名で看護婦30名の総合病院。組合員は半額で利用できた。産科が充実、保健婦制度のない時代に訪問看護制度あり。赤ちゃんの定期検診もしていた。
9.神戸のスラム街を久しぶりにたずねる。男が近寄ってきて金をせびる姿も映っている。神戸市が賀川豊彦の意見をきいて長屋の後にたてた改善住宅(3階建ての集合住宅)の映像もあり。神戸イエス団幼稚園での様子。
10.松沢教会での日曜礼拝にあふれる人→この建物は資料館に保存されている。昭和六年から毎週金曜の朝、平和のための祈祷会。
11.松沢幼稚園の小鳥の部屋の前の庭での様子。子どもが大好きで子どもも賀川が大好き。この部屋の2階で休み、他界したのもこの部屋。
12.毎晩のように伝道集会へ。個人的信仰でなくキリスト教的兄弟愛を説く。
13.外国の友人へのメッセージ要請にこたえて「Church=教会、Peace=世界平和、Co-opretion=協同組合運動」と書く。キリスト教は行動することで力になり、協同組合は兄弟愛を教え、その2つで世界平和が実現するという。
以上

【2010/05/08 22:48】 | 文献紹介
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