20131103ノーモアヒバクシャ記憶遺産継承の会「基本構想」実現をめざすつどい
<Mより発信>
こちらで企画案内をさせていただいた標記のつどいに参加してきた。参加申し込みを上回って50名を超す参加があり、NHKや新聞社などのマスコミ取材も入り、終了後は別室にて記者会見も開かれた。私は見ることができなかったが、NHKにオンエアもされたようだ。
岩佐代表理事の挨拶の後、特別講演していただいた首都大学東京システムデザイン部准教授の渡邉英徳氏の「多元的デジタルアーカイブ」のプレゼンテーションが圧倒的だった。「ナガサキ・アーカイブ」「ヒロシマ・アーカイブ」「沖縄平和学習アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」等、グーグルアースに証言や写真、動画等を載せて三次元的に見せるデジタルアーカイブを地元の人々との協働により制作していることが、プロジェクターで実際の映像を見せていただきながらお話いただいた。アーカイブズをつくるだけでなく、その成果をインターネットでも発信していくことのイメージがよくわかったと参加のお声をかけさせていただいた方からも言っていただいて嬉しかった。

続いて、「基本構想」検討委員会の代表で一橋大の浜谷正晴名誉教授(社会調査)の基調講演があった。アーカイブスとして悉皆収集する対象で熱い議論があったとのことで、ここでしか集められない史資料として、被爆者運動の記録、被爆者自身の記録、作品(絵や詩歌など)を最優先することを決めたとされた。そして「今集めなければ、埋もれて忘れ去られる」「最初は小さくてもいい」と述べ、被爆者の高齢化が進む中でセンター設立を急ぐ必要性を強調した。
参加者との意見交換では、「原爆が落された背景についての情報収集、発信にも力を入れてほしい」「原爆以外の核実験被災など放射能の被曝問題も含めてほしい」「文書資料に限定せず、映像でビジュアルとして伝えていける設備を持ったセンターにしてほしい」「資金集めも工夫してすすめるべき」等々、熱心な発言が続いた。

昨年7/15の「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」設立記念集会以来の活動が地道にすすめられているが、なかなか目に見えにくいという印象は持っているので、もっと賛助団体や会員などのサポーターが増えていく中でHPや継承の取り組みなどの拡充も進んでいくのではないかと思われ、私自身もできることで協力していくつもりだ。

特別講演をいただいた渡邉英徳氏と名刺交換をさせていただいたところ、さっそく新著の出版のお知らせメールをいただいた。電子書籍版も販売される予定とのことだが、先に書籍が11/15に発売される。
講談社現代新書『データを紡いで社会につなぐ-デジタルアーカイブのつくり方-』
先生によると、以下のような著作であるとのこと。
本書には「データと社会のかかわりについて知るための入門書」をしたためるつもりで取り組みました。これまで論文などに書いてきた技術話はなるべく控えめにして、これまでに考えてきたこと、そして出会った人々とのつながりに焦点を当てて書いたものです。ぜひ、お読みいただければ幸いです。
せっかくの情報なのでこちらでもご紹介させいたいただいた。

以下、今年度のグッドデザイン100に選ばれた[東日本大震災アーカイブ]のリンクをつけます。そこから「ナガサキ・アーカイブ」や「ヒロシマ・アーカイブ」にも入ることができるので、ご参照をおすすめする。なお、グーグルアースをインストールすると三次元で展開できるので、そちらにもチャレンジしていただけるといいと思う。
渡邉英徳研究室の [東日本大震災アーカイブ]

なお、冒頭の写真はfacebook仲間でご参加いただいたOさんが撮影したものをいただいた。左端の青い上着姿が渡邉英徳先生。

【2013/11/04 00:09】 | 情報
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