20130321講演する和田寿昭本部長10%縮小
<Mより発信>
JCCU協同組合塾の2012年度第5回例会が開催されました。以下、幹事のTさんによる初報告です。詳細な内容のため、前後編2回に分けてアップします。写真は今回私のデジカメで撮影したものです。

【2012年度第5回例会のご報告】(前編)
1.開催日時  2013年3月21日(木)18時~21時30分
2.参加者   計24名
3.テーマ:「大学生協のあゆみと生協運動の中で果たしてきた役割」
 講師:和田 寿昭 氏(日本生協連常務執行役員・総合運営本部本部長)
4.講演の主な内容
はじめに
まず、今の大学生協が何をやっているかについて話させていただきたい。大学生協の歴史については『大学生協の歴史と未来』(コープ出版)が参考になる。大学生協の歴史は戦前から始まり、東京学生消費組合という形で事業が開始されている。

東日本大震災ボランティア活動
大学生協連では、学生の震災支援活動をホームページで紹介している。被災地の大学と連絡を取りながら、学生でできることを考えようとしている。人のために何かやりたいと思っている学生は多いが、なかなか機会がない中、参加した学生がボランティア活動によって成長したとの話がたくさんある。当初は瓦礫撤去などが中心だったが、現在は被災地の子供たちの学習支援などが多い。文部科学省と提携して進めてきたが、最初は「けがしたらどうするんだ、大丈夫なのか」と断ってきた。最初は許可の出ない大学もあったが、大学生協が募集しているという安心感もあり、すぐ一杯になるくらい人気があり、これまで約2000人を派遣してきた。

自己紹介
1979年に新潟大学入学、1984年に全国大学生協連の学生委員長となった。地域ごとに地連学生委員会を、その上に地連を指導するための全国学生委員会がある。1986年には新潟市民生協設立支援事務局長となった。当時地域生協がない県は、新潟と高知で、市民生協にいがたは新潟大学生協の支援に基づいて設立されたが、千葉や埼玉など首都圏の生協からも人的支援を得た。ちば市民生協がOCRシステムを入れ替えるとのことで、旧システムをいただくため、寝泊りしてコボルをマスターして帰って来たことがある。若くして幹部をやらせてもらい、東大生協専務理事就任時は40歳、全国大学生協連の専務理事も8年間やらせてもらった。このようにいろいろ異動してきたが大学生協では当たり前のことだ。

大学生協連の概要
会員数は約200大学。生協がない大学の人も使える生協としてインターカレッジコープをつくった。現在、4年生大学は780校、学生数は290万人、大学生協の学生組合員は130万人なので、組織率は40%、福利厚生団体としてこのシェアは大きく、世界的に見てもほとんどないだろう。学生を組合員として組織しているということは、生協の組合員を経験した人が毎年約30万人輩出しているということであり、生協を知っている人がそれだけいるという意義は大きい。
大学生協では共同仕入が大きな役割を果たしてきた。こだわってきたのは書籍であり、生命線である。教科書から始まり、大学と協力する上でも切っても切れない。次いで情報機器・パソコンである。大学が情報機器を導入し始めた時、マックなどをいち早く調達して供給してきた。老朽化した食堂が、ここ10年、15年できれいになってきた。大学も福利厚生サービスが悪いという評価を受けると学生が来てくれないので気を使うようになった。京都大学には歴史的な食堂があったが、きれいな食堂に変わった。最近の食堂はだいたいカフェテリア方式である。学生はコンビニが判断基準であり、購買・書籍もきれいな店でないと学生が来てくれない。

4つのメイン事業
1.食事の提供---食券から定期券へ
親に1年分の食堂の定期券を買っていただき、1日1000円分以下なら自由に使えるシステムである。関西、九州などはこの定期券方式で売上を伸ばしている。親が安心することが大きい。昼と夜合計で年間17~18万円である。何を食べたか、栄養価グラフとともに親にデータが届き、登校したかもわかる。製造弁当にも力を入れており、帯広畜産大学では夕食弁当の基地にしたいという要望が地域生協からあった。
2.勉学研究用品の提供
学生への提供はもちろんだが、大学の校費対応で消耗品を買っていただくことも大学生協の事業の大きな支えになっている。
3.学びの場の提供
英語塾、公務員講座なども開催し、国家公務員試験合格者の3~4割は大学生協の講座受講者だ。生協らしさとしては、先輩が後輩の面倒をみたりしてきた。現在は就職活動セミナーを大学と協力しながら学内で開催している。
4.旅行、サービス
古くから海外旅行に力を入れ、ヨーロッパ旅行があまりメインでなかった時代に現地に駐在員をおいていた。クラブツーリズムの「テーマのある旅」は大学生協の方が先んじて始め、「グリーンツーリズム」なども先駆けてやった。

「大学生協の歴史」以下は、後編に続く。

【2013/05/01 23:00】 | 主催企画報告
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 


トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック