20120715ノーモアヒバクシャ記憶遺産継承の会設立記念集会60%縮小
<Mより発信>
昨年12月に設立された「ノーモア・ヒバクシャ 記憶遺産を継承する会」は、4月にはNPO法人として認可され、日本生協連も賛助会員になって活動の支援をしている。(昨年12月の設立時の時の紹介記事はこちら)
7/15(日)PMに開催された設立記念集会「核時代を生きる~今こそヒバクシャの声を世界に・未来に~」に参加してきたので概要をご報告させていただく。会場の有楽町朝日ホールに350人の参加で盛会だった。

企画の概要は以下の通り(公式webサイトの開催概要より引用)。
・開会宣言(池田眞規副代表理事)
・設立記念挨拶「わたしたちの目指すもの」 (岩佐幹三代表理事)
・継承活動の発表「被爆者から受け継ぐこと」(被爆証言の朗読、ほか)
・パネルディスカッション
 「原発事故を見すえて、福島で診療を続ける医師からの報告(仮題)」
  齋藤紀 氏(広島の福島生協病院で被爆者医療に従事、現在は故郷の福島の医療生協わたり病院勤務、呼びかけ人)
 「被爆者からフクシマ後を生きる人たちへ」木戸季市 氏(日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
 「フクシマを契機に日本人の核に対する意識は変わるのか」香山リカ氏(精神科医、呼びかけ人)

広島長崎の被爆体験の継承の発表では、特に首都大学東京大学院による「Nagasaki Archiive」の取り組みがテレビで紹介された時の動画や実際の「インダストリアルアートプロジェクト」の画面もスクリーンいっぱいに映し出され、記憶遺産としての情報の保管や社会で広く共有化する方法として画期的だと思われました。ネット検索すればすぐに見つかるということだったので、検索してみつかったのが以下のサイトです。「ヒロシマアーカイブ」や「東日本大震災アーカイブ」もリンクがあるので参照してみてください。
「Nagasaki Archiive」

パネルディスカッションは、会設立の呼びかけ人の一人でもある中澤正夫さん(精神科医)と大学生協連の若い女子学生がコーディネーターをつとめ、短時間でしたがパネリストの方の資料がきちんと配布されて、しっかりと聞くことができた。特に香山リカさんはメディアでお馴染みの精神医学の語り口で、人間がつらい体験を忘れようとする精神的な働きを解析され、しかしながらその根本的な解決のためにはつらい体験と向き合い、受けとめ、必要であれば謝罪するということが必要だとお話されたことが実に印象的だった。
パネルディスカッションの後半は、中澤さんが「継承」ということに論点を絞り、被爆体験をした人たちがその体験を若い世代にしっかり継承して自分のこととして受けとめてもらうことが必要だということになり、会場の1~2列目に座っていた高校生3人に会場発言を求めたりして、世代を超えた声を聞くことができたのがよかったと思う。

最後はアンケート回収をお手伝いしていたところ、神奈川の被爆者の女性がいらっしゃり、被爆二世の息子さんが塾を開いていてその教え子さんを15人も連れてきてくださったのだとのこと。その中の3人が中澤さんに発言を求められたということがわかった。はからずも継承の実践の現場に立ち会わせていただいたことを実感した。

【2012/07/15 23:49】 | 情報
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