<Mより発信>
昨年度は賀川研究会、今年度は「JCCU協同組合塾」として職員有志の勉強会を続けてきて、昨年の春に定年退職をされた女性OBの方が、ライフワークとされている写真の世界で、ご自身のコレクションの写真集の中に賀川豊彦が写った物を見つけたので是非見てほしいと、わざわざ持ってきてくださった。
関係者で回覧をしているが、先日の幹事会で四ツ谷の資料室で閲覧させていただいた。
せっかくなので、こちらでもご紹介させておくことを思いついた。以下、簡単にご紹介させていただく。

【写真集『佐渡万華鏡』にあった賀川豊彦の写真のご紹介】
『ガラス乾板写真集 佐渡万華鏡』
撮影:近藤福雄 総合編集:富山治夫 郷土出版社 (1994/10)
総合編集をされた写真家・富山治夫氏の公式サイトに、近藤福雄氏撮影のガラス乾板写真を復元して写真集にまとめ、日本写真協会文化振興賞を受賞されたことも書いてあった。
島田髷の芸者さんが海水浴をしている写真が写真集の表紙にも使われている。
富山氏の写真とともに写真展を開いた時の案内もある。
「島に有名人が来る情報を聞くと、率先して案内役を買い、港に迎えに行く。柳田国男、尾崎行雄、渋沢秀雄、吉屋信子、菊池寛ら多くの文人・名士が近藤の撮影したガラス乾板に写っている。」とあるが、その中のひとりが賀川豊彦だったというわけだ。
下の写真の一番左に写っているのが賀川豊彦。
近藤福雄写真集掲載の賀川豊彦④.jpg
この写真集に掲載された㈲佐渡博物館館長本間富雄氏の文章「近藤福雄の思い出」の中に、昭和9年(1934年)のエピソードが以下のように紹介されている。
あの高名な賀川豊彦さんを、順徳上皇伝説のお花塚の前に立たせて撮ったのなども、なかなか奇想天外だ。賀川博士がにが笑いをしている。「貴下の如く、長時間にわたって、矢つぎ早やに、次から次へと、雑然と大声で談論せらるるには、実に迷惑に御座候。何によらず御願いもせぬものを、わざわざ御奉与は、断然お断わり申し上げ候」としるした近藤さん宛のハガキが、近藤家に残っている。
その文章には「真野御陵を訪れる賀川豊彦(昭和9年) キリスト教社会運動家の加川豊彦に警官も同行。」という説明もつけられている。島を訪れる賓客に警官が同行するのは警護のためだったのか、賀川が要注意人物だったからかは、ここを読むだけではわからない。

日本基督教団佐渡教会牧師の三村修氏のサイト「どんでん」から「佐渡キリスト教史年表」に飛ぶと、このような写真も掲載されている。こちらは1958年の撮影のものと思われ、何度も佐渡に渡っていることが推測できる。

11/18の第4回例会にもこの写真集を回覧することができ、貸していただいたKさんにも喜んでいただけたのではないかと思っている。
こういう人の輪が嬉しい。

【2010/11/22 19:45】 | 文献紹介
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