上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Kより発信
9月9日に開催したJCCU協同組合塾第3回例会で講演された木戸寛孝氏(世界連邦運動協会常務理事)が事務局長をされている「友愛公共フォーラム」を紹介します。例会に参加された千葉大学のIさんから情報提供いただきました。
友愛・公共は、協同組合の理念や価値とも深い関係がありますので、関心を持っていきたいと思います。すでに3回のフォーラムが開催され、動画でフォーラムの様子が配信されています。*なお、第3回目のフォーラムについては、編集作業中とのことで、近々アップロードされるそうです。

■設立趣意

日本政治史上、初の本格的政権交代が実現し、新政権は「友愛」や「新しい公共」という優れた理念を政権の考え方(公共哲学)として掲げた。この政治的大転換は、明治維新直後の大変革の開始にたとえられるであろう。これは、単に政権交代の実現にとどまらず、古い政治的枠組みを超えて、「友愛公共」の理念のもとで、21世紀における新しい政治を切り開く可能性を持つからである。

「友愛」とは、西洋においてはギリシャ以来の思想史的背景を持ち、近代フランス革命のバックボーンになった。これは、人類の様々な倫理の中核たる「愛」の一つの形態であり、政治的コミュニティを支える絆の役割を果たす。

 私たちの言う「新しい公共」とは、日本では「公」がしばしば国家や官僚のことを表してきたのに対し、人々が「共」に自発的に議論し形成して実現する「公共」を表す。これは「民の公共」と呼びうる価値理念であり、国家や官僚のあり方は、この「公共」に基づいて再構成され、運営されなければならないのである。

 このような「友愛公共」の理念に基づいて、根本的変革が行われることは、日本政治の進展のために決定的に重要である。旧来の政治に退却することは時代の逆行そのものであり、これらの理念は新政権の命運を超えて日本政治に実現してゆかなければならない。

 しかし、残念ながら、マス・メディアやそこに登場する評論家・学者などの相当部分は、自民党政権時代の古い考え方に囚われ、的外れの論評を行っている。政治的理念や政策的展開について十分な論評がなされず、政局や党派的対立に焦点を当てているのである。思うに、従来は、自民党政権の政治が余りにも旧態依然たるものだったので、政治批評が容易であった。ところが、政権交代によって最先端の思想的・学問的な理念を踏まえた政権が成立したために、その理念や政策を論評することが困難になってしまっているという事態が生じているのである。

  そこで、私たちは、思想的・学問的な観点も踏まえて、この新しい試みが様々な政策領域において重要な意義を持つことを明らかにし、それを巡る最新の議論を公共的世界に提示し、良質の公論を喚起したいと思う。友愛や公共といった理念に即して、政策に関して、内在的な議論・提案・批判ないし批評を行う「公共の場」を形成し、それを公開することによって、友愛政治の健全な進展に寄与したい。

 ある意味では、これは、従来の議会政治、官僚制度、アカデミズムや、マス・メディアなどの公共圏が十分な機能を果たしていないことを憂えて、友愛や公共という理念を中軸にした良質の公共圏を形成して公論を発展させる試みである。これが、「友愛公共」の理念のもとで、日本の政治文化の飛躍的展開に貢献することを祈る次第である。

※2010年6月に鳩山政権から菅政権への移行が生じたので、冒頭の第1文の文末を『掲げている』から『掲げた』と改訂した。(2010年7月1日)


FC2blog テーマ:みんなに紹介したいこと - ジャンル:ブログ

【2010/09/16 05:46】 | 情報
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 


トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。