<Mより発信>
2012年度第4回例会のご案内です。
協同組合は、イギリスで19世紀初頭に活躍したロバアト・オウエンを父として、1944年にマンチェスター郊外のロッチデールで現在の協同組合につながる原型(ロッチデール公正開拓者組合)が創設されました。2012年は国連が定めた「国際協同組合年」で、それを記念して、ICAは臨時総会をマンチェスターで開催しました。JCCU協同組合塾でも、今回は記念企画として、初期の協同組合がどのような背景で、どのような理想を掲げて生まれたのか、その原点を学び、そして、21世紀の協同組合の課題や展望を考えていきます。

【2012年度第4回例会(2012年12/12)のご案内】
テーマ:「協同組合の起源(ロバアト・オウエン、ロッチデール)と
 21世紀の協同組合の展望」
  
講 師:中川 雄一郎 氏  
<中川 雄一郎 氏のご紹介>  
明治大学政治経済学部 教授。担当科目 協同組合経済。
ロバアト・オウエン協会会長。生協総研理事。
著書:『協同組合を学ぶ』(日本経済評論社・2012年)編著、『シチズンシップ』(日本経済評論社・2010年)、『非営利・協同システムの展開』(日本経済評論社・2008年)、『社会的企業とコミュニティの再生』(大月書店・2007年)、『キリスト教社会主義と協同組合』(日本経済評論社・2002年)編著、など多数。

日時:2012年12月12日(金)
第1部 18時~20時
第2部 20時~21時半 講師を囲んで交流会を行います。
(飲み物・つまみ付き)
会場:コーププラザ4F 第4会議室
参加費:無料
(但し、第2部交流会参加費の500円をお願いします)
<参加申込方法>
JCCU協同組合塾には、誰でも参加できます。ご存知の幹事メンバーにご連絡ください。
また、「こくちーず(告知's)」というシステムを使う参加申し込みの受け付けもしています。下記のイベントページの申し込みフォームから、参加申し込み登録をお願いします。
JCCU協同組合塾イベントページ
念のため、URLは以下の通り。
http://kokucheese.com/event/index/61965/
準備の関係上、第2部交流会の出欠もあわせてご連絡ください。
以上

【2012/11/28 17:16】 | 企画予定
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『現代日本生協運動小史』韓国語版表紙60%縮小.jpg


<Mより発信>
JCCU協同組合塾の定例会で講師をお願いした齋藤嘉璋さんの『現代日本生協運動小史』(新書版)の韓国語版(在韓の田中博さんの翻訳)が刊行され、当資料室にも寄贈していただきました(冒頭は、その表紙)。既に『現代日本生協運動小史』は英語版が日本生協連の英語版サイトに掲載されているので、日本の生協運動の経験が世界的に共有化されているのが嬉しいです。
齋藤さんは翻訳・出版をした韓国の生協グループ・iCOOP生協連合が企画した研修会に講師として招かれ、その時の訪問記を2本アップされているので以下にご紹介いたします。
「韓国生協訪問記」
「韓国生協訪問記その2」

また、iCOOP生協連合は日本の生協運動に学ぶことに熱心で、研究部門の複数の職員さんが日本の大学院で勉強されています。そのおひとりのRさんが博士論文を書くためにここ数年間、当資料室に閲覧のために通われました。先日の閲覧の時に、一時帰国の時のお土産をいただきました。
以下の写真がお土産にいただいたiCOOP生協連合ブランドのクッキーです。ハングル文字だけでなく、漢字で「手八丁」という字が書いてあるように読めますが、私の勝手な思い込みであればおゆるしくださいm(_ _)m
121120韓国iCOOP生協連合ブランドのクッキー60%.jpg

【2012/11/22 12:55】 | 情報
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映画「死線を越えて 賀川豊彦物語」チラシ画像.jpg
<Mより発信>
劇映画「死線を越えて 賀川豊彦物語」は、1998年に生誕100年を記念して製作され、日本生協連も協力しています。
2009年の献身100年記念事業の時も、全国で上映企画が取り組まれ、短縮版も作成されて全国で鑑賞されました。
その短縮版が「科学映像館」で上映されていましたが、広く視聴してもらえるようにYouTubeへの切り替えを元日本生協連常務理事 岡本好廣さんが「賀川豊彦記念 松沢資料館」にお願いし、ご承諾を得たそうです。
YouTubeの「死線を越えて 賀川豊彦物語」はこちら
その結果急激に視聴者が増加したとの報告がありました。これまでと比べて映像が鮮明なのと、映画館と同様に切り替えなしで全篇が視られるのがいいようだとのことです。
岡本さんはJCCU協同組合塾が賀川豊彦研究会だった頃に定例会の講師をお願いしており、この情報も協同組合塾でも広めて欲しいという連絡を幹事のOさんにいただきました。
1週間の研修出張から戻ったので、さっそくアップさせていただいた次第です。

徳島映画センターの「死線を越えて 賀川豊彦物語」の情報もリンクします。

【2012/11/19 18:05】 | 情報
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賀川豊彦1935東京学消10周年の揮毫複製60%縮小.jpg

<Mより発信>
 東京学生消費組合の十周年に際して賀川豊彦が送った揮毫「未来は我等のものな里」については、このブログにK代表が一文を寄せている(その記事はこちら)。
 そのレプリカ(複製)の額が資料室に2点集まり、1点を賀川豊彦記念松沢資料館でお役に立てていただくことになった。冒頭の写真はそのレプリカ。

 生協運動久友会の秋のつどいの際、日本生協連資料室に立ち寄られた高橋晴雄氏にそのお話をしたところ、その揮毫の寄贈を受けた経過について氏の編著『発想の転換 生協-暮らし・仕事・コミュニティ』の巻末(P258~)に書かれていると教えていただいた。
せっかくなので、以下、その部分をご紹介させていただく。

【未来は我等のものな里】
 1935年、協同組合の先駆者の一人である賀川豊彦は、やがて解散に追い込まれる学生消費組合(注)の十周年に際して「未来は我等のものな里」という色紙をおくり、次代への確信を表明していました。戦争にひた走る時代、世相の中で、氏はいかなる展望をもって、そういう断言をしえたのでしょうか。「涙の二等分」(スラム街の貧困の中で死にたえた幼児をかかえながら、あふれる自分の涙を、その子の頬に分けて二等分したという)の作者である氏は、人間は涙の分かち合える利他的相互存在だということを早くから洞察していました。人間を傷める体制がそう長くは続かないことを見通していたに違いありません。
 その後65年をへて、当時よりはるかにめぐまれているかにみえる今日にあって、私たちは「未来は我等のものな里」と断言できるでしょうか。
 「未来はそれほど近い将来には招来しがたいことを認識した上で、なおかつその未来は必ずや我等のものであるという不動の立場を固めることが、地道な不屈の努力を生むのである」と読みとった福武直(故人、東大名誉教授、元全国大学生協連会長)の言葉を、生活と仕事の底辺(じつは先端) で小さな営みに前向きに明るく取り組む人たちの営みと重ねあわせたとき、やはり「未来は我等のものな里」といえましょう。

 注‥明治大、法政大、早大、東大などで展開した東京学生消費組合。その専務理事だった山岸晃氏が言論抑圧からの没収をまぬかれるため縁の下に隠し、そのために戦災での焼失をまぬかれたという。戦後全国大学生協連合会に寄贈された。手渡しをうける際に私の手はふるえた。日本生協連会館ロビーに建立された賀川豊彦像にそのコピーが刻まれている。

賀川豊彦1935東京学消10周年の揮毫直筆15%縮小.jpg

 上の写真が大学生協連にある実物の額の写真(大学生協連史料編纂室の大久保氏提供)。茶色のしみは土中に埋められたためのものかもしれないと思うと胸がいっぱいになる。
高橋晴雄氏が大学生協専務理事だった頃、大学生協の大先輩のお話を聞く機会を連続してもたれ、そういう交流の中で山岸晃氏が大学生協連に保管の継承を依頼された。そしてまず、福武直会長理事(当時)に経過を説明され、大学生協連設立の生活問題研究所の研究誌『生活と生協』No.59(1979年5月号)の巻頭言として書いていただき、その後、レプリカをつくって全国の大学生協連に送った(その実務は後継の岡安喜三郎専務が継承された)とのことだった。
渋谷のコーププラザ1階ロビーにある賀川豊彦の乾漆像の台座にある文字がここからとられたというのは私も初めて知った次第。賀川像の傍にそのような説明をパネルにして取り付けるなどをして、大学生協を超えてもっと多くの方に知っていただきたいと思い、今回記事にさせていただいた。コーププラザロビーにある賀川豊彦の胸像は、2010年3/12の賀川豊彦研究会定例会・懇親会後に講師の福田繁さんを囲んで撮影した写真を参照してください。
以下の写真は台座の銘文のアップ。
20100312コーププラザロビー賀川豊彦像台座の銘文70%縮小.jpg

松沢資料館の学芸員の杉浦氏からいろいろと情報をいただくので、レプリカではあるがご活用いただけないかとお願いしてみたところ、アーカイブとしては実物でなくてもきちんと収集したいということでご快諾いただいた。(この揮毫も正確には「未来ハ我等のものな里」と書かれており、カタカナを混ぜたり、里というような当て字を使うことも賀川の揮毫ではよくあったことということも杉浦氏から教えていただいた。)
おりしも松沢資料館では国際協同組合年認定事業ということで、「特別展 賀川豊彦と協同組合運動」を開催中とのことである(2012年10月16日~12月26日)。多くの方に足を運んでいただきたい。
日本生協連のHPにある「特別展 賀川豊彦と協同組合運動」のお知らせはこちら

以上

【2012/11/07 19:20】 | 文献紹介
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